アクリル水槽とは

アクリル水槽とは

現在様々なシチュエーションで使用されている水槽は、ガラス製のものとアクリル製のものとに大別されます。小型の水槽には両素材が使用されていますが、これが大型の水槽ともなれば話は別です。

 

現在大型の透明水槽素材はアクリルでの制作が主流です。その特徴としては大きく6つが上げられます。

1.加工性に優れている。

アクリルは原板から熱による変形加工が可能なため、型により曲面曲げ加工が可能です。これによりトンネル水槽や円柱水槽などの制作が可能になりました。自由なかたちが作れるため水槽のデザインは大幅に多様化されました。

 

2.一体成形が可能である。

接着剤による接着及び熱による重合接着加工が可能なため、箱形の一体型の水槽制作が可能になりました。接着面は透明なので一体型の水槽となります。アクリルよりガラスの方が素材としては古くから使用されていましたが、ガラス水槽の接着方法はコーキングによる接着のみです。このためコーキング目地が見えるため板材をつなぎ合わせた見栄えとなります。

 

3.大板が制作可能である。

厚みを重ね合わせていく積層接着・縦横サイズをつなぎ合わせて変えていく突き合わせ重合接着が可能なため、厚くて大きなサイズの板制作が可能です。水族館などの大型水槽などは現場で接着して一枚の大きな板を作る場合もあります。このような技術によってジンベイザメが泳ぐような大型水槽も制作されています。

 

4.材料コスト

水槽の寸法にもよりますがおおむねガラスに比べアクリルの方が若干金額的にも割安になります。(寸法・水深によって異なります)

 

5.安全性

ガラスに比べ柔らかい素材のため破損しにくいため安全です。地震などでの破損しにくく、経年劣化によって破損する場合は接着部分からの亀裂が主でガラスのように衝撃によって破損することは滅多にありません。

 

6.アクリル水槽の欠点

ガラスに比べて柔らかいため傷つきやすいという欠点があります。サンゴ水槽などの苔が生えやすい水槽や生け簀水槽などハードに使用する水槽、ウミガメやラッコなど生態が傷つけてしまう水槽などはガラスを使用するケースが多いです。
また紫外線・熱に弱いため、屋外での使用もガラスの場合が多いです。